社会医療法人財団 池友会 福岡和白PET画像診断クリニック

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PET-CT検査について

よくあるご質問

検査は安全ですか?苦痛は少ないですか?
使用する薬剤による重篤な副作用の心配はまずありません。アレルギー反応の報告も極めて稀です。細めの針(24ゲージ)で薬剤を投与しすぐに針は外します。その後は安静に待機し撮影を行うのみです。
1回の検査で、放射性薬剤と撮影による放射線被曝、およそ8~12mSv(ミリシーベルト)を生じますが、これは一般のCT撮影による被曝線量の約1/2に相当します。当院では開院以来、機器更新を重ねており少ない放射線被曝でも高い画質が得られるように努めています。

*最新の放射性医薬品副作用事例調査報告(2018年度調査、2020年公表)によりますと18F-FDG投与例216844例でアレルギー反応を起こした方は1名のみ、それも皮膚発赤・掻痒感(かゆみ)という症状であり、非重篤とされています。

Q PET検査でがんは光るって本当ですか?

A がん細胞は正常の細胞より約3~8倍のブドウ糖を摂取しますので、がんの病巣にはFDGが多く集まります。そのためPETカメラを通して撮影するとがん細胞などが光って見えるのです。ただし例外もあり、すべてのがんが光るというわけではありません。

Q 検査前の注意事項は?

A 糖の代謝を正しく診断するためには来院6時間前から絶食をしていただく必要があります。水や砂糖なしのお茶は飲んでも良いのですが甘いものは避けてください。
糖尿病の方は絶食時の薬使用について主治医にご確認ください。
検査前日に過度の運動は避けてください。

Q PET-CT検診をうけるメリットは?

A PET-CTは多くの種類のがんをみつけるのに有効です。すべてのがんを早期に見つけることができるわけでは無いですが、全身(頭部から大腿基部)を一度に検査できます。
また薬によるアレルギーなどの危険性が極めて低いこと、検査に伴う苦痛が最初の注射のみでその他にはほとんど無いことが大きな特長です。

Q すべてのがんをPET-CTで見つけることができますか?

A PET-CT検査は一般的な住民健診に比べて10倍~20倍のがんを検出できるとされています。
しかし万能ではありません。苦手ながんもあります。また特定の臓器を対象とした検査の方がより早期にがんを発見できる場合も多いです。たとえば胃がんや大腸がんでは内視鏡検査、子宮頸がんでは細胞診、前立腺がんではPSA検査などでより早くがんが発見できる場合が多くなります。
ただし、逆にそれら特定の各臓器を対象とした検査で指摘できなかったがんを、PET-CTで拾い上げる場合も多く認められます。

基本的に当クリニックではがん検診を御希望の方には提携施設である福岡和白総合健診クリニックにて他の検査と組み合わせた総合PET検診コースの受診をお勧めしています。

Q 検診ではPET-CT以外にどのような検査を組み合わせればよいですか?

A がんを見つける検査の種類は多数あります。すべてを検査することは現実的に困難ですし、仮にすべてを検査したとしても100%大丈夫とは言い切れないのが現状です。どの検査を選択するかについては年齢や性別、家族歴、既往歴などから頻度の高いがんをカバーする検査を考え、また検査に伴う身体的、金銭的負担を考慮して個人毎に考えて頂くことが必要です。また、がん以外に生活習慣病に関する検査も重要です。

優先順位が高い併用検査としては上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を挙げられる事が多いと思います。早期胃がんの発見はPET-CTでは困難です。またある程度の進行したがんでもPET-CTにて指摘が困難な場合があります。胃がんの検出については FDG-PET の感度は 37.9%という報告があります。

Q PET-CTにて肺癌はわかりますか?

A 一般的に現状で肺がんの検出に最も効率的な検査はCTと考えられます。PETの情報が加わることでさらに精度が高まります。100%わかるというわけでは無いですが、肺がんの検出に関しては常識の範囲でこれ以上の画像検査は無いと考えられます。
  当院では肺の吸気CTも必ず撮影しています。他施設で肺のCTを追加受診される必要はありません。吸気の肺CTで疑わしい病変があれば、医師の判断で高分解能CT(HRCT)の追加撮影も随時行います。
   *追加料金は一切かかりません。
   *放射線被ばく低減の観点から必要性のない高分解能CT撮影は行いません。

PET-CT終了の時点で肺がんと確定できる訳ではありませんので、疑わしい病変が検出された場合は適切な医療機関で精密検査や経過観察を受けて頂くことになります。

Q PET-CTにて脳動脈瘤はわかりますか? 認知症はわかりますか?

A 当院では原則頭部の撮影も行いますが脳動脈瘤の検出は困難です。脳動脈瘤がご心配であればMRIを受診して頂く必要があります。

   当院のPET-CT検査は認知症の発見・診断を目的としては行っていません。
   ただし脳の萎縮が年齢の割に明らかに目立つ場合やFDGの集積分布が病的という場合は指摘を致します。
   認知症については画像診断は補助的なものになります。画像では異常が無いから認知症では無いと判断できるものではありません。
   加齢に伴い脳の萎縮やFDG集積が変化していきます。個人差が大きいですので正常の加齢変化と異常との線引きは難しいものがあります。

Q 検診PET-CT検査はどのくらいの間隔で受診したら良いですか?

A 推奨間隔については一定のデータがありませんが、一般的に1~2年と考えられています。50歳以上の方の場合はがんの罹患率が上昇してきますので可能であれば、他の各種がん検診同様に1年に1回の受診が理想的と考えられます。

Q 線虫検査(N-NOSE)・腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、p53など)でがんの疑いがあるという結果でした。PET-CT検査でがんの場所がわかりますか?

A PET-CTは全身のスクリーニングを一度に行えますので非常に有効な検査と考えられます。しかしながらすべてのがんを見つけられるわけではありません。また線虫検査や腫瘍マーカーにてがんの疑いという結果であっても、それらの結果が100%正しいというわけでもありませんので実際にはがんが存在しない可能性も十分あります。

Q PET-CTと全身MRIがん検査(DWIBS)とどちらが優れていますか?

A 結論としてどちらが優れているとは一概には言えません。受診されるかたが精度(どの臓器が特に心配かなど)、快適さ、安全性、値段など何を重視するかによると思います。ウェブ上には両者を比較した内容を掲載したページがすでにたくさんありますのでいろいろなページをご参照いただければと思いますが、DWIBSのメリットを強調しているページの方のほうが多いですのでここではPET-CT側の立場から少々記載します。

DWIBSというのは全身の拡散強調画像という意味です。MRIというのは撮影方法がたくさんあり、目的に応じて複数の画像を撮影します。拡散強調画像はその中のひとつの撮影方法により作成される画像です。主としては急性期の脳梗塞の検出目的で重宝されています。腫瘍の検出にも応用されています。がんだけが光るというものではありません(PETもがんだけが光る訳ではありません)。
全身がん検査ということで検査を実施している施設において本当に拡散強調画像しか撮影しないという施設はおそらく無いとは思いますが、拡散強調画像だけでは検査としては不十分でありこれにどこまで他のMRI画像を丁寧に撮影するかという点が大きく検査の質(がんの診断能力)に影響します。またMRI装置の性能の差が大きく検査の質に影響します。もちろんPET-CT検査も施設間での質の格差は存在しますが、DWIBSに関しては施設間格差がかなり大きいと思います。DWIBSを受診される場合は施設の情報や評判などをよく調べられることをお勧めします。
PET-CTは注射が必要ですが、細い針で行うことができます。また薬剤によるアレルギーの発生は極めてまれですのでまず心配ありません。
PET-CTはごく少量の放射線被ばくを生じますが、現実的には1年に1回検診目的で受診される程度で人体に悪影響を生じる可能性というのはまずゼロに近いと思われます。
撮影に関してはPET-CTの方が時間が短く、また装置も比較的広く大きな音もしませんので撮影時の苦痛はPET-CTの方が圧倒的に少ないと思われます。PET-CTの撮影が困難という人は少ないですが、閉所恐怖症等の為にMRIが撮影できない・苦痛という人はかなり多いです。
PETではFDGが尿路に排泄されるために腎・尿管・膀胱がんの評価が難しいとよく記載されています。たしかにPETでは評価が難しいことが多いですが、CTで相当カバーができますのである程度の病変は検出ができます。DWIBSとの差はそれほど無いように思われます。またそれほど疾患頻度が高いものでもありません。
頻度の高いがんである、肺がんの検出に関しては明らかにPET-CTが勝ります。
PET-CTはがんの診断においてすでに長く保険適応が認められており、現在もがん患者さんの診療に欠かせない診断方法として定着しています。
現在、DWIBS法の健康保険適応は前立腺癌の骨転移評価のみに限定されています。がんと診断された方の病期診断や再発診断、重複がんの確認などについて、全身評価をDWIBSで行うというのは通常はありません。
PET-CTの健康保険適応は2010年からは早期胃癌を除くすべての悪性腫瘍において認められています(他の検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない場合)。PET-CTはすでに広く一般的に認められている検査ということができます。検査の成熟度はPET-CTが高いと考えています。
 

Q がんの治療後で通院中です。PET-CT検査で再発を確認したいのですが。

A 本人の希望のみでは保険適応にはなりません。主治医が再発診断の為にPET-CT検査が必要と判断した場合には保険適応となることがあります。まずは主治医の先生にお尋ねください。

Q 糖尿病でも受けられますか?

A 血糖コントロールが不良の方はFDGの病変への集積が低下し、がんの検出能が悪くなります。目安としては200mg/dlを超えた状態での検査になりますと影響が大きくなります。超えていても検査ができないわけではありませんが、がんを見つけにくくなることをご了承の上、受けて頂くことになります。

Q 閉所恐怖症でも受けられますか?

A 撮影装置は一般的なCTに似たような形です。CTは大丈夫という方は概ね大丈夫かと思われます。MRIほどの狭さではありません。尚、安全性の問題から鎮静剤を投与しての検査は行っていません。(医療機関からの検査依頼の場合は内服薬を持参頂いて行う場合はあります。)

Q 妊娠中でも受けられますか?

A 妊娠中の場合は放射線被ばくの問題がありますので原則として受診できません。

Q 授乳中でも受けられますか?

A 授乳中の受診は推奨されませんが、検査を施行する場合は薬剤投与後24時間の授乳中止が望ましいとされています。
    (FDG-PETがん検診ガイドライン2019より)

Q 小さな子供がいます。受診できますか?

A 検査後に受診者の体内から周囲の人に与える被ばくはごくわずかと考えられますが、投与後12時間程度は乳幼児との密接な接触はなるべく避けるように指導しています。(FDG-PETがん検診ガイドライン2019より)

Q 追加撮影とは?

A 追加撮影は全身を一度撮影した後に医師の判断で必要な場合にのみ、必要な範囲を指定して行います。1度目の撮影にて異常かどうか判断がしにくい場合などに行うものです。おおよそですが精密検査(保険診療)の場合は7割、健診目的(自由診療)の場合は3割程度に行っています。追加撮影時にはCTの撮影も必要となるため少量ですが放射線被ばくも追加で発生します。当院ではすべて医師の判断で必要な場合のみ、必要な範囲に絞って行うこととしています。全員が追加撮影を行うことができるように余裕を持った検査スケジュールを組んでいますが、必要性の低い場合は行っていません。(追加撮影は全く行わない施設、逆にすべて行う施設などもあるようですが、当院では受診者様の状況に合わせて医師の判断にて行います)
*追加撮影による追加費用の発生はありません。

Q キャンセル料はいつからかかりますか?

A キャンセル料については複数回の無連絡など悪質な場合を除いて原則頂いておりません。何日前、当日何時までというような規定も特に定めておりませんが、薬剤の準備や運営スケジュールなどがありますので都合が悪くなった場合や急な体調不良など、可能な範囲で早めに御連絡頂けますようにご協力をお願いします。

 

Q FDG以外のPET検査は可能ですか?

A 2021年現在、当院での検査はFDG-PET/CT検査のみを行っています。アミロイド、メチオニンなどその他のPET検査はできません。